無性愛者は周囲から内心結婚したいのだと思い込まれる

無性愛者とは、他者に恋愛感情や性的欲求を抱かない人のことです。

無性愛者（アロマンティック･アセクシュアル）である私が、日々の生活で感じるちょっとしたことを紹介します。

もし同じ無性愛者の方がいらっしゃれば、無性愛あるあるだと共感してもらえたらうれしいです。

内心では結婚したがってると思い込まれる

無性愛者は恋愛感情を持たないので、生涯独身の人が多いと思います。

自分もそう

生涯独身ということは、当然、いい年齢になっても結婚しないということです。

すると、周囲の人間から「結婚したくてもできない人」として扱われる、非常に厄介な状態になることがあります。

本当に厄介

家族や親しい友人といった、自分の恋愛しない性質を多少なりとも理解していたり、身近で感じている人だと、そんなことにはなりません。

まさか結婚したいだなんて

ですが、そうでない知人や職場の人間には、いつまでも結婚しない人という事実がまず大きく映ります。

雑談で恋愛や結婚話になる機会があれば、自分は恋人を作る気も結婚する気もないと伝えますし、それをそのまま受け取ってくれる人も中にはいます。

意外と

けれど誰でも一度は結婚すると思い込んでいるような人は、結婚しない事実だけを見て、したくないという私の主張はないものとされます。

見事に綺麗に

そういう人にとって私は、一応その気がないと言っているだけで内心では結婚したいけどなかなかできない、いい年齢の独身者です。確定です。

積極的に婚活するほどではなくても、タイミングがあれば絶対に結婚するはずだと思われています。

何故なら、誰でも一度は結婚するという漠然とした考えを、当然私も持っているものと思っているからです。

当たり前のように

正直に言うと、私自身も子供の頃はそう思っていました。いつかみんな結婚するものなんだろうと。

なので自分が恋愛できない人間だと薄々気付いたとき、なによりもまず一生独身の人生だということに衝撃を受けた覚えがあります。

生涯未婚率が高いと言われている今の時代ですが、案外自分の周りでは大抵が結婚や内縁を経験しているという人が多いのではないでしょうか。

自分の周りもそう

だから、誰でも一度は結婚するものという考えをずっと持っていることは、理解できなくもないのです。

私は幸いにも今まで未婚を馬鹿にされたことはないのですが、もし今後されることがあっても、見当違いの侮辱には何とも思わないような気がします。

ドン引きはするけど

一番厄介なのは、気を使われたり腫れ物を扱うような空気になることです。

これは本当にきつくて、私が本心から結婚したくないのだと分かってもらわない限りどうしようもありません。

見当違いの侮辱に腹は立たなくても、見当違いの気まずさにはしっかりダメージをくらいます。

違うんだ…

すぐにでもどうにかしたい状況ですが、いつか分かってもらえると信じてその気がないことを伝え続けるしか手段はないように思います。