無性愛者とは、他者に恋愛感情や性的欲求を抱かない人のことです。
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誰にも恋愛感情を抱かない無性愛者(アロマンティック・アセクシュアル)は、他人から恋愛感情を向けられるときどのように思うのか。
その気持ちは無性愛者ではない人とどう違うのか。
無性愛者である自身の経験から考えてみました。
恋愛感情を向けられたときの無性愛者の気持ち
今までに、他者から恋愛的な意味での好意を向けられたことが数回あります。
そういうとき何よりもまず一番に感じてしまうのは、「面倒なことになったな」という思いです。
申し訳ないが
何をどうしても、どんなアプローチをされても自分には応えられないので、好意を向けられている間は正直に言うと煩わしさを感じてしまいます。
誤解を招かないように極力愛想をなくし、最低限の礼儀のみで接するのにも、それはそれで気疲れしてしまいます。
ひどいけど本心
私は無性愛者ですが、世の中に溢れている恋愛そのものに対して嫌悪感は抱いていません。
友人の恋愛話は楽しく聞けますし、本や映画の恋愛描写に心を打たれることもあります。
ただし、それが自分に向けられるとなると全く話は違います。
ほんの少しもうれしくないし、間違っても心を打たれたりはしません。
全く
とはいえ、恋愛感情を向けられた瞬間すぐに嫌悪感が湧くとは限りません。
面倒とは思うけど
けれど、お断りしてもこっちの迷惑はおかまいなしに主張してきたり、アプローチの方法が不快だったりすると、もう顔を見るのも嫌な状態になります。
本音を言ってしまえば、何のアプローチもすることなく交際を申し込み、こちらが断ったら即座に諦めてくれるのが一番助かります。
ひどいにも程がある言い方ですが。
本音はね
けれどなかなかそうはいかないので、結局その人に嫌悪感を抱いてしまうことが実際には多いです。
無性愛者以外の人とはどう違うのか
恋愛感情を向けられたときの気持ちが、無性愛者とそうでない人ではどのような違いがあるのか考えてみました。
無性愛者なりに
前提として、嫌いな人からの好意は論外なので、マイナス感情を持っていない相手からの好意で考えます。
前述のとおり私はまず面倒だと感じますが、無性愛者でなくても、好きな人以外からの好意に対しては面倒だと感じる人が結構いると思います。
その感覚自体は似ている気がしますが、無性愛者と違って恋というものを知っているので、私ほど邪魔くさくは思わないかもしれません。
知ってるからこそ
私が熱心なアプローチに対して抱いてしまう嫌悪感も、もしかしたら「うんざりする」程度にはライトなものかもしれないなと思います。
人によるだろうけど
個人的に一番反応が違うんじゃないかと思うのは、恋ではなくても好感を持っている人から恋愛感情を向けられたときです。
無性愛者ではない人の場合、うれしかったり、反対に心苦しかったり、改めて恋愛対象として見るようになったり、何かしら感じるものがあるのではないかと思います。
他の人と違って
ですが私は、向けられる恋愛感情が何とも思っていない相手からでも、自分なりに好感を持っている相手からでも、同等に煩わしさを感じます。
この人からの恋愛的な好意だったら嫌な気はしない、ということはありません。全部嫌です。
誰だろうと
これが、私の考える無性愛者とそうでない人の大きな違いです。
あくまで無性愛者である私が勝手に感じていることですが。
個人的見解