生涯独り身予定の人にとって生命保険・医療保険は果たして必要なのか。
いくら保険料を安くしても毎月支払うとなるとバカにならないですよね…
「できるだけ最小限の支出で済ませる」という前提で考えていきます。
生命保険は必要ない
一般的に「生命保険」と言われるのは、いわゆる「死亡保険」です。
その人が死亡した時に、受取人が保険金を受け取る形式の保険ですね。
生命保険は、子を持たない独り身にとっては必要ないと思います。
これを掛けるくらいなら貯金したほうがいい。
掛けなかったからといって貯金できるわけじゃないんだというなら、生活費に使ったほうがいい。
ひとつ使い道として思い当たるのは葬儀費用です。
銀行や信用金庫などの金融機関は、名義人が死亡した場合その口座を凍結させます。
口座が凍結されると、相続が確定するまでこの口座からの払い出しは一切できなくなります。
なので「自分の葬式代は自分の貯金から出してくれ」と思っても、実際に葬儀費用を支払う時には口座から引き出すことはできません。
その時に生命保険がおりていると、葬儀費用にあてられるということです。
じゃあ生命保険は必要なのかといえば、やっぱりそんなことはないと思います。
自分が高齢になって死亡したとして、まだ存命している親族といえば、
兄弟姉妹、甥姪、その子供、いなければいとこやそのまた子供…
血縁関係の深い順に遺体の引き取り依頼の連絡がいくそうです。
そして遺体を引き取った親族が、葬儀を執り行います。
メモ
遺体の引き取り手がなかった場合は、市町村が引き取り火葬式を行ってくれるそうです。
で、その自分の葬儀なんですが…お金なんてかけなくていいから!と思いませんか…
葬儀は故人の為ではなく遺族の為にやるものとはいえ、自分の親の葬儀じゃあるまいしもうホント最小限でいいからと思っています。
大きな出費じゃない程度の…!遺産が入ってきたら賄えて良かったね程度の…!若干足りなくてもそんなにダメージは無かったね程度の…!
ということで、生命保険は必要ないと考えています。
…というか身も蓋もない言い方をすれば、決して安くない金額を毎月毎月支払って、しかもそれが家族の為じゃなく自分の葬儀費用の為というのは正直キツイ。
では次に「医療保険」を考えていきますが、こちらは少々長くなってしまったのでページを分けます。
医療保険についてはこちら
独り身人生に生命保険・医療保険は必要?【後編】
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