無性愛者とは、他者に恋愛感情や性的欲求を抱かない人のことです。
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無性愛者(アロマンティック・アセクシュアル)である私が、日々の生活で感じるちょっとしたことを紹介します。
もし同じ無性愛者の方がいらっしゃれば、無性愛あるあるだと共感してもらえたらうれしいです。
同性愛者だと誤解されるとき
学校や職場でのコミュニケーションとして、恋愛や結婚に関する雑談をする機会があると思います。
そういうとき、無性愛者である自分は、恋人はいらないし結婚する気もないと言います。
いつも通り
わざわざ無性愛という性質の説明はしませんが、当然いつまで経っても結婚しないので、ずっとそう言い続けることになります。
すると驚くことに、同性愛者だと誤解される事態になったことが過去に何度かあります。
一度じゃない
なんとなくそう誤解されてるなと雰囲気で感じたときもあれば、直接「同性が好きなの?」と聞かれたこともあります。
もちろん自分は同性愛者ではないと伝えますが、完全に信じてもらえたかは分かりません。

しかし実のところ、そう勘違いされること自体は、思いもよらない予想外の出来事というわけではありませんでした。
本当に人間というのは、生涯恋愛をしない人間がいるなんて、本当に思わないんです。本当に。
もう本当に
私の普段の言動からも、恋愛や結婚に関心がないのは明らかだったはずです。それでも「同性愛だから大っぴらに言えないし結婚もできない」という解釈をされてしまいます。
「恋愛しない人」なんて信じられないし想像もできないけれど、「同性が恋愛対象の人」は理解できるし、存在が有り得るのだと思います。
この世界に生きていれば、人にとって恋愛がどれほど重要な意味を持つかは肌で感じていますが、それにしたって、「そうまでして恋愛は絶対か」と改めて実感した出来事でした。そんな明後日の方向に誤解してまでか、と。
恋をする前提
異性と交際や結婚をすれば同性愛者疑惑はすぐに晴れますが、無性愛者である私にとってもそれは不可能なので、もしかしたらまだうっすらと誤解は続いているかもしれません。
どうしたもんか
しかし、そういう誤解をする人は確かにいますが、単に「恋愛に積極的ではない人」と思ってくれる人もたくさんいます。
そして私の経験上、同僚の中でも近しい人のうち、私を恋愛しない人だと正しく理解してくれている人が一人でもいると、その空気は他の人にも広がります。
別にその人が周りを説得しているわけではないのですが、その人がいることによって私の「恋愛しない」に真実味が増すのか、自然とそういう認識になっていきます。
ある程度時間はかかるけど

無性愛者は日々こういったことで、恋愛大前提な世の中にぶち当たります。
もう十分わかっているつもりでも、毎回「おお…そんなにか…」と感心とも辟易ともつかない感覚を味わうことになります。
しょっちゅうある