無性愛者(アセクシュアル)とは、他者に恋愛感情や性的欲求を抱かない人のことです。
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無性愛者(アセクシュアル)とは?恋愛感情がない人もいる
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もし家族や友人が、いつまでたっても全く恋愛をする気がなさそうな時、かなり稀ではありますが、もしかしたら無性愛者かもしれません。
ただ自分の事ならまだしも、他者が無性愛者かどうかを判断するのは難しいです。
他者を判断するポイント
まず大前提として、過去に誰かとそれなりの期間交際していたことがあるなら、無性愛者ではない可能性が高いです。
試しに付き合ってみて一週間も経たず別れるようなケースは除外するとして、きちんとまともに交際をしたことがあるなら、単に現在出会いが無いか、まだその気になれないだけという場合が多いでしょう。
本人が「交際も結婚もする気がない」と断言していて、かつ、
一度もまともな交際経験がない
恋愛・結婚に全く関心が見られない
好きな芸能人がいても「どっかにこんな人いないかなー」とは言わない
恋愛メインの作品を見ない
占いの恋愛項目を見ない
この辺りが当てはまると、無性愛者の可能性が少し上がるかもしれません。
超個人的見解です
無性愛を変えるのは不可能
身近な人に無性愛の性質が多く当てはまり、これはいよいよ本当にそうなのかもと思ったら、その瞬間から恋愛や結婚の話を振るのはやめましょう。
いまいち理解しきれないのは分かります。
そうは言ってもピッタリの人が現れたら別でしょ?と思ってしまうのも分かります。
ですが、間違っても「変えてあげよう」とはしないで下さい。
そういう言動は、例えるならそばアレルギーの人に対して、
本当に食べれないの?
一度試してみたら?
いいそばに出会ってないだけだよ
むしろいいそばを紹介するよ
そばを食べないなんて人生損してる
まさか死ぬまでそばを食べないわけじゃないでしょ?
だってそばを食べない人間なんているわけないんだから!
というレベルの見当違いな事を言っているのと同じです。
「自分の意志で食べない」んじゃないんだよ「食べられない」の!という話です。
性格や思考じゃなく「性質」なので変わらないし、病気じゃないんだから治りません。
もし理解できないとしても
無性愛者である本人も、周りの人に正しく理解してもらうのは困難だと分かっています。
それはおそらく今までの人生で嫌というほど実感しているはずです。
ただ無性愛者と一口に言っても、性格や気質は当然人それぞれです。
友人に言われた些細な言葉で傷付く人もいれば、家族から結婚を急かされ続けて憂鬱になる人もいます。
誰だって、身近な相手の心にいらない負担はかけたくないと思います。
無性愛を理解できないとしても、「自分が正しく理解できていない」ということだけは理解してほしいです。
自分にはいまいち分からないが、本人がそう言っているうちはそうなんだろう、程度で十分です。
どうしても無理なことを何度も何度も言われるのはキツイ、という気持ちなら分かってもらえると思います。