家族や友人に無性愛を理解してもらえるか

無性愛

無性愛を家族や友人に理解してもらう方法

無性愛者とは、他者に恋愛感情や性的欲求を抱かない人のことです。

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無性愛者の人数は、人口の1%程度と言われるくらいに少ないです。

大半の人は「無性愛」という言葉すら聞いたこともないし、恋愛感情を持たない人間が存在するなんて想像もしていないでしょう。

けれど、世の中に知られていなくても、自分の家族や親しい友人には多少なりとも理解してほしいという思いがあります。

なぜなら、定期的に聞かれる「恋人できた?」「結婚しないの?」という質問が非常に面倒くさいからです。

年齢が若いうちは無理かも

一番身近な人である家族や友人には、自分の性質を少しでも分かってもらいたいところですが、自身の年齢が10代や20代前半くらいだと、本当の意味で理解してもらうのはまだ難しいかもしれません。

恋人はいらない、結婚もしないと言ったところで、「今はそう思っているんだな」と取られることがほとんどです。

家族は特に

恋愛感情を持たないということが、そうでない人には素直に理解できないのだと思います。

男性嫌い、女性嫌い、恋愛嫌いまでは想像できても、「恋愛感情がない人間」はなかなか理解できない。

すんなり納得してくれるケースは、おそらくあまりないと思います。これはもう仕方がないので諦めましょう。

どうしようもない

きっと友人は早く理解してくれる

私は高校生時代に、自分は恋人はいらないし、おそらく一生恋愛しないということを友人に話していました。

その経験から思ったのは、おそらく10代の頃からの友人は、早くに理解してくれる可能性が高いだろうということです。

大なり小なりみんなが恋愛を楽しんでいる中で、全く興味を示さない人間がそばにいたら、そりゃ自然と理解もするだろうなと思います。

これはマジだなって

当時の私の友人はすぐに「この人はそういう人なんだ」と思ってくれました。

そして大人になってからも、そろそろ変わったんじゃないかと期待されることはほぼありませんでした。

学生生活を一緒に過ごし、私のそういう部分をずっと目の当たりにしていれば、恋愛や結婚はしないという私の言葉に説得力があったのだと思います。

肌で感じてると思う

青空の下の一人掛けの椅子

そして私は幸運なことに、社会に出てからできた友人にも、わりとすぐに分かってもらえました。

分かってもらえたと言っても、「無性愛」という性的指向があり、それはこういう性質で、自分はそれに当てはまるんだ、という説明をしたことはありません。

単純に「恋愛も結婚もしない人」という風に理解してくれているだけです。

それで十分

好意的に思い、かつ親しくなろうとしている人の事は深く知りたいものですから、「そんな人間はいない」と否定されることはありません。

というか、そもそもそういう人とは友達になろうはしないと思います。

自分は友人と呼べる人の数は少ないですが、全員見事に恋愛話など私に振ってきません。

友人の恋愛や結婚話はする

家族はそのうち理解するか諦めてくれる

私が家族に自身の性質について話したのは、自覚し始めた中学生時代か、高校生時代が最初だったと思います。

話したと言っても、「恋人はいらないし多分一生結婚しないわー」と軽く言っていただけですが。

カミングアウトほどじゃない

大人になってからも、そういう話題を振られる度に、同じことを言い続けていました。

ただ、友人と違って、親には「本当に結婚しないのか」と頻繁に聞かれた時期がありました。

けれど毎回「しません」と答えていたら、年齢を重ねるにつれて徐々に聞かれなくなっていきました。

26、7歳くらいまでかな

家族、特に親の場合は、2~3回のやり取りですんなり納得してくれることは、まずないと思います。

誰だって「友人が結婚しない」ことよりも「わが子が結婚しない」ことの方がはるかに重大です。
「この子、一生ひとりで大丈夫か…?」と心配するのは当たり前です。

親だからね

それでも、一緒に生活していれば実際に交際相手がいないことはなんとなく分かりますし、その後実家を出たとしても、本人に全くその気がないことはいずれ分かってくれます。

恋愛も結婚もしないと何度も言い続けていれば、「あ、本当に本気だったんだ」と理解してくれる日が来ます。

というか理解してくれなくても、そのうち結婚を諦めてくれます。

諦めたときが真の理解なのかも

全く理解してくれる気配がないのなら

家族がいつまで経っても全く理解してくれないとき、何が一番つらいかと言えば結婚話を振られ続けることだと思います。

しんどい

今の時代、他人ならばそんな事をしつこく言ってきたりはしないでしょうが、家族は大概遠慮しないものです。

一人の足跡

私は今まで、「無性愛」という言葉を使って、自身の性質を誰かに説明したことはありません。

理由は、おそらく聞いたこともない言葉だろうというのが、まずひとつ。

そしてもうひとつは、馴染みのない新しい定義に、自分を当てはめて満足していると思われるのが嫌だったからです。

まして恋愛がうまくいかないことを「無性愛」という言葉で誤魔化しているだけだと思われたら、それはもう到底理解にはほど遠く、相手に失望する予感すらありました。

想像しただけでゲンナリ

けれど、もしもいつまで経っても分かってくれないようなら、「無性愛というものを調べてみて」と伝えるのも一つの手だと思います。

「恋愛感情を持たない」という性質が、実際にあって、名称もあって、少数だが存在するということを、本人の口からではなく自ら調べた情報として知れば、もしかしたら状況が変わるかもしれません。

検索して読んだいくつかの記事が、当事者の言葉より説得力を持つことはよくあります。

親が諦めるのを待つのも限界ならば、一度試してみてもいいのではないかなと思います。

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